近年に思う、遺品整理を行う前の生前整理の必要性

今回、この記事を書くにあたり以下のYAHOOの記事を読ませていただいて思ったことを書かせてもらいます。
「両親を離婚させるしか…」 介護費倍増、揺らぐ中流

 

この記事を読んでわかるのは以前の中流階級といわれる人たちが比較的、費用負担の少ない特養老人ホームに要介護5の母親を預けているが父親がご在命で配偶者扱いになる母親の介護費用が去年の夏に倍に跳ね上がり、息子さんたちの収入を補てんすることで老人ホームに入れているという話。
今までは年金や介護保険料も多くの税金を色々なところからかき集めて回してきたが、実際に団塊の世代が定年退職を迎え、国策的ネズミ講ともいえる年金制度自体がかなり苦しい状況ともいえる段階に来たというところなのでしょうか。

 

実際、私を含め現役世代たる人たちは相変わらず、年金がもらえるのかどうかわからない中、金額はどうあれ年金を納めなければならないことを考えると今もらえる年金世代の方が長く生きる希望を見出すことができるともいえます。

 

私たちが年金をもらう段階ではもらえたとしても今より少なく、なおかつ負担が大きい状態であることは間違えないでしょう。
そこにきて今回のように年金で補てんできない部分を自分たちの子供が補てんしなければ回らない状態になってしまい、年金や社会保障の問題についても一層厳しく考えていかなければなりません。
また、現状中流階級といわれる階級は今後一層減っていくことも間違いないでしょう。
なぜなら、国際競争の中でグローバル展開する企業ほど、徐々に賃金カーブ(年功序列賃金の場合だとピークまでの線グラフで見たときのカーブ図)のピークをを抑えてきた結果、団塊の世代の同じ年齢と現在の人たちが同じ年齢になった時の賃金の得られる賃金は1割から2割程度下がってしまっているからです。
これは65歳、70歳までと続く雇用延長の影響ともいえますが今後は団塊の世代のような高水準の収入が望めなくなっているといえます。
また、派遣社員やアルバイトなどをする若者などが多い点も否めません。

 

このような状況からもわかる通り、現状の現役世代は今まで中流階級といわれていた人たちの割合が減っていく中で自己負担が増えていき、今後もより一層、社会保障費が増税という形で増えていくことを考えるとこのような問題をどうするかより一層の議論と対応について進めていってもらいたいとも感じます。

 

さて、今回の記事の題名である遺品整理を行う前の生前整理という題名についてですがこの部分からもわかる通り、現役世代の人たちは一般的な世帯であればあるほど、世帯収入が下がる可能性があります。アベノミクスの1億層活躍についてもその部分が懸念されるため、より多くの人の絶対数を増やして多数で給料を分け合う仕組みで労働力の確保と世帯収入を維持するということなのでしょう。

 

ということはなおさら現役世代は給料が少ない中で子育てと親の面倒の二重負担を強いられることになります。
親の面倒を見るのは子供として当然ともいえますが残される子供たちに今までよりもより多くの負担が残ることは間違いありません。
この時点でいえることは団塊の世代を中心として生涯賃金の量が変化しているともいえ、今後は一人当たりの生涯賃金は下がっていくなかでこれから来るさらなる高齢化社会についてはより現役世代も考えて行動しないとならない時代になったわけです。

 

そこでここまで長かったですが表題の遺品整理と生前整理という部分に到達します。

 

現在、実際に遺品の整理を行う割合からいえば、団塊の世代もしくはその下の世代あたりの親の遺品整理が割合的には多いと思います。
今後、10年、20年と年月が経てば私たち現役世代が団塊の世代の片付けを行うという段階になってくると思います。
その時には団塊の世代の年金はより少ないかもしれませんし、現役世代である私たちの世代はより賃金が低くなっている可能性もあります。
その部分を考えたときに今より、色々なことに余裕がある世の中になっていればいいと思いますがより少ない税収などの問題から色々なことをその子供たちが絶対数の足りない中でやらなければならない実態が出てくると思います。

 

その時に大量の荷物が残った状態で遺品整理をさせるのは残った子供たちにとっても不幸といえる部分もあるのではないでしょうか?
ですのでできることであれば、なくなった後の遺品整理をしてもらうよりも今後のことを考えて、ものを減らしていく生前整理がある程度は必要になるのではないかと思います。

特に子育てが終わった世代については必要な衣類や布団などがだいぶ減ってくると思います。
また、今まで来ていた服で着なくなったものなどもそれなりに置いてあったります。
今現在で本当に必要なものを選定しなおし、少しづつ処分を進めていけばしっかりと生前整理を進めていくことができます。

 

また、一番上でもあったように生前整理を行っておけば、万が一老人ホームなどに入ることになったとしても最小限の中で残すものをどうするか明確化もできるので準備などに時間をかける必要もなくなります。その結果、実際に遺品整理を行う段階になっていればより作業は楽なるともいえます。

 

今まではなくなった後のことはすべて後に残った人が片付けなければならない風潮ではありましたがもし、財産などが残っていない場合、遺品整理を行うのはその残った子供たちかもしれません。
その時に自分たちでできる時間や業者に頼む費用を捻出するのが難しい可能性もあるわけですからできる限り今生きている方たちが遺品整理時にすべてを任せるのではなく事前の生前整理を進めてくことが双方のありとあらゆる負担を減らしていく方法なのではないかと思います。

 

そういう意味でも今後はより一層の生前整理の必要性も伝えていかなければならないのではと思う本日記事でした。

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